賀茂別雷大神

賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)は、京都市北区にある上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社)の主祭神です。雷を司る神として知られ、厄除けや災難除けのご利益があるとされています。

神話と由来:

『山城国風土記』によれば、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の娘である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が川で遊んでいた際、上流から流れてきた丹塗矢(にぬりや)を持ち帰りました。彼女がその矢を寝床の近くに置いたところ、懐妊し、賀茂別雷大神を出産したとされています。この神話は、賀茂別雷大神の父神が松尾大社の大山咋神(おおやまくいのかみ)であるという伝承とも関連しています。

信仰とご利益:

賀茂別雷大神は、雷の神としての力で厄を祓い、災難を除く神として信仰されています。また、上賀茂神社は京都最古の神社の一つであり、賀茂別雷大神を祀ることで知られています。

このように、賀茂別雷大神は京都の歴史と深く結びついた神であり、多くの人々から信仰を集めています。

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