今宮神社

今宮神社 楼門 未分類

今宮神社

今宮神社 本殿
今宮神社 素戔嗚尊

本殿

京都市北区紫野に鎮座する今宮神社は、平安時代から続く疫病退散の信仰を受け継ぐ由緒ある神社です。​その中心に位置する本殿は、明治35年(1902年)に再建されたもので、現在は登録有形文化財に指定されています。

本殿は、桁行三間・梁間二間の切妻造で、銅板葺の屋根を持ち、四周に縁を巡らせています。​向拝の間口と奥行きを広めに取り、屋根をのびやかに張り出すことで、伝統的な形式を保ちつつも優美な外観を呈しています。

本殿には、大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の三柱が祀られています。​これらの神々は、疫病退散や縁結びのご利益があるとされ、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。

玉の輿神社

今宮神社は、縁結びや安産、子宝のご利益があるとされており、特に女性の信仰が厚い場所です。本殿は、重要文化財に指定されており、古風な雰囲気と美しい装飾が特徴です。
また「玉の輿神社」とも呼ばれていて女性に人気です。

厄除けの石

境内には、厄除けの石「阿呆賢さん(あほかしさん)」があり、触れることで健康や厄払いのご利益があるとされます。
静かな雰囲気の中で心を落ち着け、京都の伝統と信仰に触れられる、初めてでも親しみやすい神社です。

摂社・末社

今宮神社 拝殿
今宮神社 伊勢神宮 遥拝所
今宮神社
今宮神社

疫神社(えきじんじゃ)

本社が現在地に遷座する以前からこの地に鎮座していたとされる古社で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っています。​「今宮」という社名は、この古い疫神社に対して「新しい宮」を意味するといわれています。 ​

八社(はっしゃ)

境内西側に位置し、一棟に大国社・蛭子社・八幡社・熱田社・住吉社・香取社・鏡作社・諏訪社の八社を祀った細長い社があります。​元禄再興期に末社を合祀して建立されたとされ、境内再編履歴を伝える建造物です。

若宮社(わかみやしゃ)

加茂斎院、若宮を祀る社で、天皇の代理として未婚の内親王、皇族の女性を斎王(いつきのみこ)と定めて祀り事を行った歴史があります。​奉斎の館である紫野斎院が境内近くにあったと伝えられています。

織姫神社(おりひめじんじゃ)

西陣織業者により織物の始祖とされる栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)を勧請して祀られています。​11月11日の「西陣の日」には行事が行われます。

月読社(つきよみしゃ)

伊勢神宮の別宮・月読宮の祭神、月読尊(つきよみのみこと)を祀る社で、高台の上に位置しています。

宗像社(むなかたしゃ)

宗像三女神である田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀っています。​「弁天さん」とも呼ばれ、信仰を集めています。 ​

地主稲荷社(じぬしいなりしゃ)

倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)と猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀り、古くより社地を守護する地主神として信仰されています。

名物あぶり餅

あぶり餅

京都・北区の今宮神社を訪れた際にぜひ味わっていただきたい名物が「あぶり餅」です。​神社の東門前には、長い歴史を持つ2軒の老舗茶屋が向かい合って営業しており、それぞれ独自の魅力を持つあぶり餅を提供しています。

一和(いちわ):千年の歴史を誇る老舗
「一和(いちわ)」は、長保2年(1000年)創業とされる老舗で、約1000年以上にわたりあぶり餅を提供し続けています。​店内は町家造りで、落ち着いた雰囲気の中、備長炭で丁寧に焼き上げられたあぶり餅を楽しむことができます。​一人前(11串)600円で、白味噌のタレがあっさりとした味わいが特徴です。​3人前からはお持ち帰りも可能で、お土産にも最適です。

かざりや:江戸時代から続く伝統の味
「かざりや」は、江戸時代初期に創業された老舗で、代々女性が一子相伝で味を受け継いでいます。​こちらのあぶり餅も一人前(11串)600円で提供されており、白味噌のタレにきな粉を加えた、やや甘めの味わいが特徴です。​店内は昔ながらの茶屋の雰囲気が漂い、炭火で焼き上げる様子を間近で見ることができます。​お持ち帰り用は3人前からとなっており、竹の皮に包まれた風情ある包装が魅力です。

アクセス

所在地:〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
開門時間:9時~17時
駐車場:有料駐車場有
電車:地下鉄烏丸線 北大路駅下車徒歩約20分
バス:市バス 今宮神社前下車すぐ

主祭神・ご利益

主祭神:大己貴神・事代主神・奇稲田姫命
ご利益:

大己貴神

大己貴神は、日本神話に登場する神様で、国造りや農業、医療、縁結びなど、多くの分野で人々を助けたとされています。​また、大国主神(おおくにぬしのかみ)や大穴牟遅神(おおあなむぢのかみ)など、さまざまな名前で知られています。

事代主神

事代主神は、日本神話に登場する神様で、大国主神(おおくにぬしのかみ)の子とされています。​「事を知る主」という名前の通り、託宣(神のお告げ)を司る神として知られています。​また、釣りをしていたことから、海や漁業、商売繁盛の神としても信仰されています。

奇稲田姫命

奇稲田姫命は、日本神話に登場する女神で、農耕の神として知られています。​その名前は「稲田の神秘的な姫」を意味し、稲作を司る神として信仰されています。

周辺のパワースポット

今宮神社周辺には、比較的近隣にいくつかの注目すべきパワースポットがあります。以下にご紹介いたします。

平野神社

平野神社は、京都市北区平野宮本町に位置する歴史ある神社で、延暦13年(794年)の平安遷都に伴い、桓武天皇によって創建されました。​主祭神として、今木神、久度神、古開神、比売神の四柱を祀っています。​これらの神々は、開運、厄除け、縁結びなどのご利益があるとされています。

平野神社は、約60種類・400本の桜が植えられており、京都でも有数の桜の名所として知られています。​特に「魁(さきがけ)桜」は、平野神社発祥の早咲きの品種で、この桜が咲き始めると京都の花見シーズンの到来を告げるとされています。

アクセス

主祭神・ご利益

北野天満宮

北野天満宮 鳥居

北野天満宮は、京都市上京区に位置する神社で、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っています。​947年に創建され、全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社とされています。

境内には約1,500本の梅の木が植えられ、2月から3月にかけて美しい花を咲かせます。​また、秋には約350本の紅葉が境内を彩り、四季折々の風景を楽しむことができます。 ​北野天満宮の本殿は、豊臣秀頼によって造営されたもので、桃山時代の華やかな建築様式を今に伝える国宝です。

北野天満宮 狛牛

境内には「なで牛」と呼ばれる牛の像が多数あり、これらは菅原道真公と牛との深い縁を示しています。​参拝者は自身の体の悪い部分と同じ箇所を撫でることで、健康回復や学業成就を祈願します。 毎月25日には「天神市」と呼ばれる縁日が開催され、多くの露店が立ち並び、多くの参拝者で賑わいます。

北野天満宮 楼門
北野天満宮
北野天満宮 楼門

アクセス

所在地:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
開門時間:7時~20時
駐車場:専用駐車場有(有料)
電車:京福電車北野白梅町駅から徒歩約5分
バス:京都市バス北野天満宮前バス停から徒歩すぐ

主祭神・ご利益

主祭神:菅原道真公
ご利益:

菅原道真公

学問の神様として知られる菅原道真(すがわらのみちざね)公は、平安時代の学者・詩人・政治家として活躍しました。しかし、政争に敗れて901年、都を追われ九州・大宰府に左遷されてしまいます。

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